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ペルーの雨季と乾季
ペルー旅行を計画するときに、いつ、つまりどの季節に旅行を計画したら良いのでしょうか?
観光に最適なシーズンがあるのでしょうか?
計画する上で、大事な要素はペルーには“雨季”と“乾季”があるということです。
雨季はおよそ11月~4月の間で、雨の降る確率が非常に高くなります。
しかし、雨が一日中降り続けるわけではなく、マチュピチュなどの観光ツアーは普通に行われます。
また、ペルーの海岸方面(コスタ)は海岸砂漠地域とも呼ばれているように、雨季でも雨に降られることがほとんど無いため、リマ、ナスカ、イカ、チクラヨ、トルヒーヨなどを観光するには何の問題もありません。
ですから、日本の旅行会社では雨季であってもペルー旅行のツアーを販売しています。
雨季の旅行のリスク
ただ、当然雨季に旅をすることにはリスクが伴います。
曇りのチチカカ湖 行きたいですか? |
ナスカで、地上絵遊覧のセスナに乗る場合も同様で、霧が晴れるまでフライトができません。
また、マチュピチュの遺跡で雨が降っていると足場が悪く、ワイナピチュを登ることができなくなる可能性があります。
最悪なのがプーノで雨が降った場合です。
雨もしくは曇りのチチカカ湖はどんよりと鉛色になり、全く魅力がなくなります。青い空を映し出す雄大な湖に浮かぶ島々の景色が本来の魅力ですが、青空の無いチチカカ湖は冬場の日本海のような、重苦しい雰囲気となります。そして、チチカカ湖の魅力の一つ、降り注ぐかのような星空も見ることができません。
雨季に旅行するなら
唯一、雨季にペルーを旅行する際の魅力は、雨上がりのクスコにかかる虹でしょう。
インカ帝国の旗は虹をモチーフにしたカラフルな7色のデザインです。雨上がりのクスコにかかる虹は完璧な形で、なるほどインカが旗にするのも納得の美しさです。
また、ペルー以外の南米の国と合わせて旅行する場合には、他の国の季節も考慮に入れる必要があるでしょう。
例えば、ブラジルのリオデジャネイロのカーニバルを見たいなら、2月か3月が祭りの時期となります。
アルゼンチンからパタゴニアのペンギンのコロニーを見に行く場合は9月~3月の時期が観光シーズンです。
イグアスの滝を見るのであれば、水量の多い雨季や雨季直後の11月~5月がベストです。
ボリビアのウユニの塩湖は雨季と乾季で全く違う表情となるため、どちらを見たいか良く選ぶ必要があるでしょう。雨季のウユニは鏡張りのようになって非常に美しいといわれています。
観光には乾季がベスト
以上をまとめると、私は基本的にはペルーをメインに旅行するなら、乾季をお勧めいたします。
個人的には、4月の後半からGWを絡めた予定を組めば長期の旅程が組めるので、お勧めです。
GWの一週前の土日あたりから航空券が値上げを始めますので、それより前に出発するチケットを購入し、GWが終わったら帰国する2週間程の日程がベストでしょう。
この時期だと、雨季が終わったばかりなので、クスコは緑や花がとても多く美しい景色が見られることでしょう。逆に乾季の真っ只中ですと、ペルーはどこも埃っぽく、服や靴が砂埃まみれになります。
また、南米3大祭りの一つと言われている、クスコの“インティ・ライミ”(太陽の祭り)を見たいなら、6月に開催されるので、それに合わせてチケットを購入する必要があります。
しかし、インティ・ライミの時期にはペルーの観光客数がピークになるため、ホテルやツアーの予約が取りにくくなり、しかも値段も高くなる場合があるので注意が必要です。
インティ・ライミ自体は学園祭の出し物レベルと揶揄される程に、あまり質が高くないとも言われています。でも、祭りの時期のクスコは普段とは全く違う表情を持ち、活気に溢れています。時期が合うのであれば、インティ・ライミを見ておいて損は無いでしょう。
チケットの価格で選ぶのであれば、GW間際の出発、もしくは夏休み中の出発を避ければ、後はあまり変わりません。安いチケットを購入したいのであれば、一ヶ月以上前から予約をしましょう。
結論として、ペルー観光をするなら、4月後半~GWのあたり、もしくは6月のインティ・ライミの時期をお勧めいたします。
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